石垣島で出産を考えている方へ!実際の体験談と共に八重山の産婦人科、出産費用、子育て支援を紹介

「石垣島に恋して移住!島んちゅと結婚し、石垣島で出産した私の体験談」

石垣島の魅力に惹かれて移住し、島んちゅと結婚。 そして、この美しい島で出産を経験しました。

「離島での出産って大丈夫?」「病院や助成金はどうなってるの?」と悩んでいる方に向けて、実際の経験をもとに役立つ情報をシェアします。
このブログが、石垣島での出産や移住を考えている方の決断のきっかけになれば嬉しいです😊

目次

石垣島での出産を考えている方へ!八重山の出産事情とは?

離島でも安心?石垣島の産婦人科の特徴

石垣島には妊婦健診から分娩まで対応できる施設産婦人科産後ケアもできる助産院が整っているため、離島でも安心して出産を迎えられます。

  • 県立病院:沖縄県立八重山病院(2階産婦人科)
  • 個人クリニック:まつをレディースクリニック
  • 助産院:おおそこ助産院

妊娠したらお世話になるのはこちらの三か所です。

まず、①八重山病院。

石垣島で唯一の妊婦健診から分娩まで対応できる総合病院で、分娩はこちらの八重山病院2階の産婦人科で行います。緊急時の対応や帝王切開にも対応できる設備が整っています。小児科とも連携していて、出産後の赤ちゃんのケアもスムーズでした。

まつをレディースクリニック

個人経営の産婦人科クリニックです。妊婦健診をはじめ、不妊治療や婦人科診療にも対応しています。分娩は行っていませんが、妊娠中の定期健診や里帰り出産前の診察などで利用する方が多いです。先生やスタッフが親身になってくれる、アットホームな雰囲気の病院です。

おおそこ助産院

おおそこ助産院では、県立八重山病院の分娩室を借りて安全な出産が行う「オープンシステム」を導入し、助産師と病院スタッフが協力して安全な出産をサポートしています。妊婦健診のみの利用や、県外で出産予定の方の健診も可能です。

また、石垣市で唯一産後ケアを実施しており、市の助成金を利用して指定回数のサポートが受けられます。

スクロールできます
ご利用プラン自己負担額利用回数の上限備考
1~5回目6回目以降
宿泊型(1泊2日)1,500円4,000円3回※市民税非課税世帯、生活保護世帯は、利用料金免除
通所型6時間0円2,000円通算して
3時間0円1,000円7回
訪問型0円1,200円4回
石垣市産後ケアの利用料

実際に石垣島で出産した体験談【リアルな声】

令和6年、八重山病院で出産しました

予定日を過ぎても陣痛がこなかったため、予定日から5日目に誘発分娩のため入院。まず陣痛促進薬を服用し、自然に陣痛が発来。しかし、陣痛が弱かったためさらに促進剤を使用し分娩をスタートしました。

やっぱり聞いていた通り、痛い!!

「痛いー!」と叫びながらも、なかなか子宮口が開かず、最終的に20時間を超える長期戦に。その間、助産師さんや看護師さんが全力でサポートしてくれました。

無事に赤ちゃんが生まれた後、夫との面会にはPCR検査が必要。結果が陰性なら赤ちゃんと会えますが、陽性なら面会できないため、検査結果を待つ間はドキドキしました。

その後、無事コロナ陰性が確認できて分娩室で赤ちゃんと対面できました!

妊婦健診や分娩の流れを詳しく解説

私は、まつをレディースクリニック→八重山病院へと転院しました。

妊娠発覚

私は、まつをレディースクリニックを受診して初診を受けました。

妊娠11週 母子手帳を受け取る

つわり真っ只中。福祉センターで母子手帳を受け取りました。母子手帳を受け取ると妊婦健診の公費補助が受けれます。

jal 妊婦マーク
妊婦マークJAL ver

妊娠28週 まつをレディースクリニック受診終了

紹介状を書いてもらい分娩可能な八重山病院に転院です。

初めから八重山病院で妊婦健診を受けることも可能でしたが、私は待ち時間がまつをレディースクリニックの方が短いと聞いたので、こちらを選びました。

妊娠32週 八重山病院通院開始

性別確認!隠れていて中々見えなかった性別がやっと見れました。八重山病院には3Dエコーもあり赤ちゃんの表情もよく見れます。しかし待ち時間が長い。。。時間に余裕をもっていく事をおすすめします。

妊娠37週 助産師外来

八重山病院で助産師さんともお話して、出産の進め方や産後の話、不安な事の相談などを話します。

このころにバースプランも決めます。専用の記入用紙を渡されるのでそこに希望を書きます。私は、

  • 個室希望
  • 陣痛が怖いので、陣痛室でできるだけ助産師さんにそばにいて欲しい
  • 生まれてから夫と面会
  • できるだけ母乳で育てたい

と書きました。書いたこと全て通るかは分かりませんが、希望があれば全て記入しておいた方がいいと思います。

妊娠40週5日 誘発分娩のため入院

生まれてくる気配がなかった為、検診で明日入院しよう!ということになり入院。

八重山病院の病院食
入院中の食事

出産

陣痛が始まってから20時間以上の長い戦いの中、医師や助産師、看護師の皆様が全力で支援してくださり、無事に出産を迎えることができました。

まさかの!大部屋

産後の病室は個室を希望していましたが、八重山病院の産婦人科には個室が3床しかない為、空きがありませんでした。最初数日を大部屋で過ごし、ラスト2日個室に空きが出たので病室移動がで個室はこんな感じ!帰り支度中の写真でお部屋が荷物だらけなのでモザイクかけました(‘Д’)

個室

こんな感じの妊娠&出産の流れでした。

石垣島の産婦人科情報|病院&クリニック一覧

八重山病院 vs. 個人クリニックの違い

 八重山病院まつをclinicおおそこ助産院
妊婦検診
分娩オープンシステム
産後ケア事業
待ち時間長い不明
駐車場◎(1回100円)

里帰り出産は必要?

石垣島で出産するか、里帰り出産をするか迷う方も多いと思います。

石垣島で出産するメリット・デメリット

メリット

  • 移動の負担が少ない(飛行機に乗れるのは一般的に27週まで)
  • 産後すぐに家での生活に慣れられる
  • 家族と一緒に出産を迎えられる

デメリット

  • 選べる産院が少ない(県立八重山病院が唯一の分娩施設)
  • 医療設備が限られる(ハイリスク出産の場合は県外の病院を紹介されることも)
  • 無痛分娩の選択肢がない

里帰り出産のメリット・デメリット

メリット

  • 医療の選択肢が広がる(無痛分娩も選べる)
  • 家族のサポートを受けやすい(親がそばにいるので安心)
  • 陣痛タクシーなど便利な制度が充実

デメリット

  • 妊娠後期の移動が大変(飛行機移動は妊娠34週までが推奨)
  • 出産前後は夫と離れることになる
  • 産後の生活に戻る際に再び新生児を連れて飛行機での移動が必要

石垣島で無痛分娩はできる?

現在、石垣島には無痛分娩に対応している病院やクリニックはありません。 そのため、無痛分娩を希望する場合は里帰り出産を選択する必要があります。


石垣島の出産費用|補助制度や助成金について

自然分娩・帝王切開の費用相場は?

正常分娩帝王切開
全国の平均約47万円約50万円

出産一時金でどこまでカバーできる?

  • 自然分娩の場合 → 実質ほぼカバー可能!(自己負担はほぼゼロ〜数万円)
  • 帝王切開の場合 → 50万円を超える場合もあり、差額は自己負担
    ※帝王切開は健康保険適用となるため、高額療養費制度を利用すれば負担を抑えられます。

実際に石垣島で出産した私の出産一時金を差し引いた差額

こちらは私が実際、病院で支払った金額です↓

明細内訳(誘発分娩・吸引分娩)

  • 入院料 152834円
  • 室料差額 15000円(3日間個室)
  • 分娩介助料 224000円
  • 新生児管理保育料 84579円
  • 産科医療補助制度 12000円
  • 検査・薬 2130円
  • 処置・手当 660円
  • 一部負担金 37080円

合計金額

  • 合計 539353円
  • 出産一時金 -500000円

実質支払金額 39,353円 でした。

誘発分娩からの吸引分娩だったので、正直もう少し高額になると思っていましたが出産一時金50万円に感謝です<m(__)m>

出産祝いの選び方&石垣島ならではの贈り物

実際にもらって嬉しかった出産祝いをご紹介します。

喜ばれる出産祝いの定番アイテム

1. 実用的で長く使えるもの

  • おむつ:おむつやおしりふき、ベビー用の小物など。新生児用はすぐサイズアウトしてしまうのでSサイズが嬉しかったです。
  • お食事セット:ベビー用の食器やカトラリーセット。
  • ブランドのお洋服:石垣島で買えるお洋服は限られているので、石垣島にないブランドのお洋服は嬉しかったです。
実際にもらって嬉しかったおむつ
実際にもらって嬉しかったお食事セット

ベビービョルン ベビーディナーセット

ベビービョルンの人気お食事アイテムをギュッとコンパクトにまとめたセット商品。ベビースタイ、ベビープレート、スプーン、フォーク、ベビーカップの5点セットで贈り物にも最適です。

実際にもらって嬉しかったお洋服

PETIT BATEAU(プチバトー)半袖あわせボディ3枚組

前面にはスナップボタンが施してあるので、お着替えやオムツ替えも簡単。何枚あっても嬉しいアイテムは、ご自宅での使用はもちろん、ご出産祝いなどのギフトにも大変おすすめです。

2. ギフトカードや現金

  • 「何を贈ったら良いか迷う」という方におすすめなのが、ギフトカードや現金です。自分のペースで必要なものを買えるので、非常に実用的で嬉しいです。

石垣島ならではのギフト|沖縄の伝統工芸や特産品

石垣島ならではの出産祝いも嬉しいです。

1. 琉球ガラスやちむん食器
沖縄の伝統的な工芸品「琉球ガラス」や、沖縄の焼き物「やちむん」の食器は、鮮やかな色合いや独自のデザインが特徴です。名前が記入されていたりと、思い出に残る品は嬉しいです。

2. 石垣牛美崎牛
石垣島を代表する特産品「石垣牛」や「美崎牛」のギフトセットは、産後の特別なお祝いにも喜ばれます。

3. 沖縄の伝統衣装(ミンサー織りのベビー服など)
沖縄の伝統的な織物であるミンサー織りを使用したベビー服や小物など、沖縄の文化を感じさせる素敵な贈り物も嬉しいです。

石垣島での出産を検討中の方へ|まとめとアドバイス

石垣島で安心して出産するための準備

1.通う産婦人科を選んでおく
石垣島には複数の産婦人科がありますが、設備や対応内容が異なります。事前に病院を選び、診察方針や分娩方法について相談しておくと安心です。

2.産後のサポート
出産後は体力の回復や赤ちゃんのお世話で大変になるため、サポート体制を整えておきましょう。家族に手伝いに来てもらう、ファミリーサポート(ファミサポ)を利用するなど、事前に準備しておくことが大切です。

3.緊急時の対応を確認する
石垣島には「陣痛タクシー」の制度がなく、時間帯によってはタクシーが捕まりにくいこともあります。急な陣痛や夜間の移動に備えて、病院までの移動手段を事前に決めておくと安心です。

気になる疑問は?よくある疑問Q&A

石垣島に小児科はある?

二か所+県立八重山病院に完全紹介制の小児科 があります。

産後の入院期間は?

八重山病院では通常産後6日間(二人目以降は5日)の入院が必要です。助産師や看護師が授乳指導や産後ケアをしてくれます

入院セットにあるといいもの

授乳しやすいパジャマやブラ ふりかけ などは追加で持って来たらよかったな~と入院中私が感じたものです。 

石垣島での出産

石垣島移住

当初は無痛分娩を希望していましたが、石垣島には対応している病院がなく、不安を感じていました。ですが、経験豊富な先生や優しい看護師・助産師さんたちに支えられ、安心して出産することができました。結果的に、石垣島で産んで本当によかったと心から思います。

このブログが、石垣島での出産や移住を考えている方の参考になり、少しでも背中を押せるきっかけになれば嬉しいです😊

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